日本だけでも約4,500万人が利用すると言われるTwitter。
それだけ多くの人が利用していれば「もしかして素敵な出会いはないかな?」と淡い期待を抱くのも当然です。
そこで今回は「Twitterと出会い」について、300名の男女にアンケート調査を実施しました!
当記事では、主に下記のポイントに焦点を当て、調査結果をまとめました。
- Twitterで恋人ができたことがあるのは何%?
- そもそもどれくらいの人がTwitterで恋活している?
- Twitterで危ない目に遭ったことがある人はいる?
Twitterは不特定多数の人が利用するため、悪質なアカウントが存在するのも事実です。「出会い」目的で利用する際は、ぜひ慎重に活用してください。
今回はそんなTwitterと出会いについて解説します。
目次
出会い目的のTwitter利用はOK?利用規約を確認してみた

SNSの中には、出会いを目的とした利用が禁じられるサービスもあります。まずは、Twitterで出会いを探しても良いのか利用規約を確認しました。
結論から言えば、Twitterの利用規約には出会いを禁止する明確な規約はありません。
ただし「自己責任」が強調された一文があります。
利用者は、本サービスの利用により、不快、有害、不正確あるいは不適切なコンテンツ、または場合によっては、不当表示されている投稿またはその他欺瞞的な投稿に接する可能性があることを、理解しているものとします。
引用:Twitterサービス利用規約
Twitterで出会いを探すことは問題ないものの、悪質なアカウントが存在する可能性を理解したうえで、自己責任での利用がルールとして定められています。
この点は理解したうえで、Twitterを活用してください。
SNS名 | Twitter(ツイッター) |
運営会社 | Twitter, Inc. |
国内利用者数 | 約4,500万人 |
利用者が多い年代 | 20代 |
男女比 | 男性約30%、女性約70% |
Twitterと出会いの実態調査。結婚した人はいる?

ここでは、Twitterと出会いに関する調査結果をお伝えします。
調査概要は、下記のとおりです。
調査概要
- 調査期間:2022年8月1日〜2022年8月2日
- 調査機関:自社調査
- 調査対象:男女300名
- 有効回答数:300(全300回答)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査データ:[PDF document 68kb]
今回の調査でわかったのは、下記3点です。
- Twitterで恋人を探したことがある人は8%
- Twitterのつながりから会うかもしれない人は56%
- Twitterで恋人を作ったことがある人は6%
実際に寄せられたレビューを元に、Twitterにおける出会いの実態を紹介します。
Twitterで恋人を探したことがある人は8%

はじめに「Twitterで恋人を探したことはあるか」とお聞きしたところ「ある」と回答したのはわずか24人(8.0%)でした。
- 男性:124人中18人(14.5%)
- 女性:176人中6人(3.4%)
Twitterを日常的に利用する人でも、実際に出会いの場として活用する人はきわめて少数派だとわかりました。
また実際に探したことがあるのはほとんどが男性ですから、女性がTwitterで出会いを探すのはことさら少数派です。とはいえそこまで否定的に考える女性が多いわけではなく、あえて出会いを探す女性は少ないのです。

20代女性の意見
マッチングアプリなどの出会いよりもカジュアルに気の合う人だけ会うことができ、恋人にならなくても友達という選択肢もあるところがTwitterならではだと思います。日常生活での出会いにより近いです。

30代女性の意見
Twitterは情報発信をしている方の私生活が色濃く反映されており、相手の素性などを把握したうえなら安心して出会いを求めるのに使えるツールだと思います。
Twitterのつながりから会うかもしれない人は56%

一方で「Twitterで意気投合したら会う可能性はありますか?」とお聞きしたところ、全体の168人(56.0%)が「ある」と回答しました。
- 男性:124人中94人(75.8%)
- 女性:176人中74人(42.0%)
こちらも男性が「ある」と回答した割合は高くなりましたが、女性もそれなりに好意的です。自然発生的な流れなら、Twitterで出会える可能性はありそうです。
とくに10代や20代の世代では、Twitterを介して会うこと自体に抵抗感は少ない傾向にありました。

20代女性
Twitterを通じて友人になった人と実際に会ったことがありますが、Twitterのネタで結構盛り上がれたので楽しかったです。

10代男性
たまたま意外な人と近所だったりすることもあってそういう時は面白いと思います。
Twitterで恋人を作ったことがある人は6%

また「Twitterで恋人ができたことはありますか?」と質問したところ「ある」と回答したのは18人(6.0%)に留まりました。
- 男性:124人中8人(6.4%)
- 女性:176人中10人(5.6%)
18人の内訳は10代が1名、20代が10名、30代が7名で、20代と30代に多いとわかります。また男女比をみると、恋人ができた割合は男女で変わらない結果でした。
中には、Twitterで出会った人と結婚に至ったという声もありました。
趣味や性格の合う人と出会えれば、Twitterから結婚に発展するのは不可能ではないようです。

30代女性
私はミュージカルオタクで、ひとつの演目を全通する程通い詰めていました。ある時、席番号で前公演のDVDが当選するイベントがありました。当選番号は自分のふたつ左の席。悔しいと思い、帰り道にツイートをみていると、DVD当たったと呟いてる人がいました。羨ましい!と思い、話しかけたら話が合い、気付けば付き合い、同棲し、結婚しました。なので、恋人を探していなくても出会える時は出会えるんだと思います。

20代女性
Twitterでは自分の趣味に合った界隈があるため、気の合う人と簡単に出会うことが出来るツールだと思っています。実際友達も何人かでき、そのうちの一人とお付き合いし結婚もしました。もちろんネット上であり危険もあると思うので使い方には注意が必要と思いますが、危険性を理解しながらも気の合う人たちと出会い仲良くなれる良いコミュニケーションツールだと思います。
Twitterが出会いに向いていない3つの理由

今回のアンケート調査で判明したとおり、Twitterで恋人を作るのはけっして簡単ではありません。
背景には、Twitterならではの以下の3つの特性が挙げられます。
- 出会い目的のユーザーが少ない
- コンタクトをとってから会うまで時間がかかる
- 業者のなりすましアカウントが多い
1. 出会い目的のユーザーが少ない
そもそもTwitterは、出会いを目的としたツールではありません。あくまで個人の日常や思ったことをつぶやくためのSNSで、出会い目的で利用する人はごくわずかです。
そのため出会い目的で不特定多数の人にメッセージを送ると、他のユーザーから引かれる可能性が高いといえます。
2. コンタクトをとってから会うまで時間がかかる
Twitterで相手とコンタクトをとる方法としてDM(ダイレクトメッセージ)がありますが、見ず知らずの人にいきなりDMを送ると敬遠されがちです。
広告やいたずらなどと思われてスルーされるだけでなく、悪質ユーザーとして通報されるリスクまで考えられます。
Twitterで良好な関係を築くには、リプライなどを活用して徐々に距離を縮めるのが大切ですが、時間をかけてDMを交換する関係性になったとしても、実際に会える確率はけっして高くありません。
3. 業者のなりすましアカウントが多い
Twitterでは顔写真やプロフィールを自由に設定できるため、業者のなりすましアカウントが多いのも事実です。たとえ顔写真をみて「この人いいな」と思っても、いざDMを送ったら業者だった……というケースも考えられます。
なりすましアカウントと連絡を取ると、個人のLINEアカウント交換を迫られたり、商材に誘導されたりなどのリスクがあります。
焦って出会いを探す人ほど、そんなアカウントに引っかかりやすくなるかもしれません。
注意点あり!Twitterで出会うリスクと危険性

ここまで解説したとおり、Twitterは出会いを探す場としては向いていません。
それどころか、出会い目的でTwitterを利用すると、以下のように思わぬアクシデントに巻き込まれる可能性があります。
- 「出会い厨」として嫌われる可能性がある
- 「釣り」で遊ばれる可能性がある
- 個人情報を特定される可能性がある
- 犯罪や事件に巻き込まれる可能性もある
「出会い厨」として嫌われる可能性がある
出会い目的のTwitterユーザーは「出会い厨」と呼ばれ、他のユーザーから嫌われる傾向にあります。
DMを無視されるだけならまだしも、場合によっては「この人、出会い厨だから注意してください」と晒されることもあり、そうなると自分のアカウントの信頼性を下げることになります。
「釣り」で遊ばれる可能性がある
Twitterユーザーの中には、出会い目的のアカウントにわざと接近し、適当なやりとりを楽しむ人がいます。
こうした行為は「釣り」と呼ばれ、中にはデートの約束をし、相手が来ずに困るユーザーを見て楽しむという悪質なケースもあるようです。
個人情報を特定される可能性がある
Twitterで悪質なアカウントに接触すると、最悪の場合個人情報を特定される可能性があります。普段の投稿から氏名、住所、勤務先を特定され、個人情報をネット上に晒されるケースも少なくありません。
Twitterには、個人の特定によって報酬を得る「特定班」が存在し、社会問題にもなっています。
日常生活に支障を出さないためにも、悪質なアカウントには十分に注意が必要です。
犯罪や事件に巻き込まれる可能性もある
Twitterでは、他のユーザーの実年齢を知ることができません。
中には年齢を偽って出会いを求めている未成年がいることも考えらえれますが、未成年と成人が会うとトラブルにつながります。
罪に問われることもあり、そうなると社会的信頼を失う可能性すらあります。
Twitterで自然に出会う方法

Twitterで出会いを探すリスクを承知したうえで「それでもTwitterで出会いを探したい!」と思ったなら、できるだけ自然な流れで交流することをおすすめします。
じっくりとコミュニケーションを取ることで、悪質なアカウントの排除にもつながります。
急に「会わない?」などとDMを送ることはせず、できるだけ「自然な流れ」で距離を縮めましょう。
下記5ステップで進めてください。
- プロフィールをきちんと作成する
- フォローする
- リプライで積極的に絡む
- DMで二人の秘密を共有する
- オフ会に誘う
1.プロフィールをきちんと作成する
Twitterで出会いを探すなら、プロフィールをきちんと作成することをおすすめします。
アイコンやプロフィール文を設定しなければ、「あなたはどんな人なのか」「どんな趣味を持っているのか」「何を大切にしているのか」がわかりません。
人となりがわからなければ関係性が発展する可能性も下がりますから、多少面倒でも記入するようにしましょう。
2. 気になるアカウントをフォローする
Twitterの関係性は、まずフォローするところから始まります。
何か共通点のある方、同じような趣味を持つ方の中から気になるアカウントをフォローし「いいね」や「リプライ」でちょっとしたコミュニケーションをとりましょう。
相手からリフォローがあれば、相手からも認識された証です。
3. 積極的にリプライして絡む
Twitterで仲良くなるには、積極的にリプライ(コメント)するのが大切です。いいねを送るだけでは、いつまで経っても仲良くなれません。
ちょくちょくリプライすると、次第に自分のつぶやきにもリプをくれることが増えてくるはずです。
そうやって少しずつコミュニケーション量を増やすのが、Twitterの出会いにおいて大切なことです。
ただし突然距離を詰めると嫌がられますから、基本的な人付き合いと同様に、適度な距離感を保つのがおすすめです。
4. DMで二人の秘密を共有する
リプライを重ねて相手との関係が築けてきたら、なにかのきっかけでDM(ダイレクトメッセージ)を送ってみましょう。
リプ欄では会話しにくいことをDMで話すと、より秘密を共有しているような雰囲気になって距離が近づきます。
リプ欄にも書けることをDMしても、相手からすると不自然ですから、あくまで二人だけの秘密にしたい話題を作ってDMを楽しんでみてください。
5. オフ会に誘う
日頃からリプ欄やDMでコミュニケーションをとり、自然と仲良くなって信頼性を築ければ、オフ会をすることにお互い抵抗がなくなってくるはずです。
誘うときは、たまたまタイミングが合うときに「せっかくだからお茶でもしてみません?」と自然に誘うのがおすすめです。あるいは何人かのフォロワーの間で絡みがあるなら、大勢のオフ会を提案するのも良いかもしれません。
もし誘いを断られた場合は、一旦身を引き、一定の期間を空けてから再アタックするのが賢明です。出会い厨と思われないよう、適切な頻度とタイミングを見極めましょう。
出会い探しに便利なTwitterの機能

Twitterにはさまざまな便利機能が備わっており、中には出会いに利用できる機能もあります。
たとえば下記3つの機能を活用してください。
- ハッシュタグ検索
- near&within検索
- geocode検索
実際の画面をまじえながら、具体的な使用方法を解説します。
ハッシュタグ検索

Twitterでの出会い探しにもっとも身近な方法が、ハッシュタグ「#」です。
実際にTwitterで「#Twitter婚活」や「#Twitter恋活」と検索すると、さまざまなアカウントが表示されます。
投稿者の中には本気で恋人を探する人もいらっしゃいますから、アカウントを見極めれば、出会いにつながる可能性も考えられます。
near&within検索

自分の周辺で出会いを探すときは、「near:〇〇(地域) within:〇」と検索すると便利です。これにより、自分の住んでいる地域を、半径「~km以内」と絞ってユーザーを検索できます。
たとえば、「near:横浜 within:10km」と検索すると、上記画面のように横浜周辺で投稿をおこなったユーザーが表示されます。
geocode検索
もっと正確に場所を絞りたいときは、geocodeの利用がおすすめです。geocodeなら緯度と経度により、ピンポイントに絞った検索が可能です。
geocodeを調べるには、まずGoogleマップから指定場所を検索します。たとえば横浜駅に絞って検索したいときは、Googleマップから「横浜駅」と検索し、URLに記載された緯度、経度をgeocodeとして貼り付けます。

指定スポットの緯度と経度は、URLの赤枠の部分に表記されます。
この情報をもとに、半径距離を指定しながらTwitterで検索します。
たとえば「geocode:35.4659811,139.622062,1km」と検索すると、横浜駅から1km圏内にいる(あるいは投稿したことがある)ユーザーが表示されます。

よくある質問
最後に、Twitterと出会いに関するよくある質問に回答します。
Q. Twitterにいる出会い厨の見分け方は?
下記の特徴を持つ方から接触された場合、出会い厨だとを疑ったほうが良いかもしれません。
- 知り合ったばかりなのに馴れ馴れしい
- やたらとDMを送ってくる
- 早い段階で会おうとしてくる
- 写真を送ってほしいと言われる
- 連絡先を交換しようとする
もちろんすべてのケースで出会い厨とは言えませんが、知り合ったばかりなのに上記の行動をするアカウントは、決して健全とは言えません。
「もしかして出会い厨かな?」と思ったら、そっと距離を取るのがおすすめです。
Q.Twitterで出会いを探すメリットは?
Twitterで出会いを探すには、下記のようなメリットがあります。
- 男女ともに出会いを探せる
- 趣味を通じて出会いを探せる
- 日本でのユーザーが多い
基本的にはTwitterで出会いを探すのはおすすめではありませんが、上記のようなメリットがあります。
もしTwitterで出会いを求めるなら、デメリットやリスクを知ったうえで活動することをおすすめします。
Q.Twitterとマッチングアプリ、どっちがおすすめ?
出会いを求めるのが目的なら、Twitterではなくマッチングアプリがおすすめです。理由は下記のとおりです。
- 出会いを求めているユーザーが多く、効率がいい
- 本人確認作業が必要なので、利用者の身元がわかりやすい
- 運営元がセキュリティ対策に力を入れている
真剣に出会いを探したい方は、ぜひマッチングアプリを活用してみてください。
まとめ:Twitterよりマッチングアプリがおすすめ
アンケート調査やTwitterの機能、規約を調査しましたが、残念ながらTwitterで素敵な出会いがある確率は低いと言わざるを得ません。
普通に知り合いを作る中で、たまたま良い出会いがあるのは素敵ですが、出会いを求めて利用するのにはおすすめできないツールだと判断しました。
SNS感覚で出会いを探したい方には、やはりマッチングアプリがおすすめです。
本人確認済みの出会いを求める男女だけが集まる場ですから、ぜひマッチングアプリを活用して素敵な出会いを探してください。

記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部