Facebookで出会いはある?男女150名に独自調査してみた

出会い
ENSPORTS magazine編集部
ENSPORTS magazine編集部

2004年、マーク・ザッカーバーグ氏によって作られたFacebook(フェイスブック)。

全ユーザー約30億人、日本国内でも約2,600万人の利用者数を誇り「最大のSNS」ともいわれます。

Facebookは実名登録を基本としたSNSであるため、なんだか出会いがありそうな雰囲気が漂います。

では実際のところ、Facebookに出会いはあるのでしょうか?

そこで今回は、日本国内におけるFacebookと出会いの実態を探るべく、フェイスブック利用者の男女150名にアンケート調査を実施しました!

リアルな意見やサービスの特徴を踏まえ、Facebookと出会いについて解説します。

Facebookで出会いはある?利用者の体験談を調査

Facebookで出会いはある?体験談を調査してみた

では今回実施したアンケート調査結果をもとに、日本国内のFacebookと出会いの実態を考察します。

調査概要

  • 調査期間:2022年8月17日〜2022年8月23日
  • 調査機関:ENSPORTS(https://www.ensports.com/)
  • 調査対象:男女150名
  • 有効回答数:150(全154回答)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査データ:[PDF document 68kb]

調査結果を、下記3点のトピックスにまとめて紹介します。

  • Facebookで恋人を作ったことがある:8人(5.3%)
  • Facebookで出会いを探したことがある:14人(9.3%)
  • Facebookで意気投合したら会うかもしれない:94人(62.7%)

Facebookで恋人ができたことがある人は5.3%

Facebookで恋人ができたことがあるか」とお聞きしたところ、「ある」と回答したのは8人(5.3%)でした。

5.3%は他のSNSと比較すると、なかなか高い数値です。(他のSNSは3%にも満たないものがほとんど)

ただし内容を見ると、同級生や先輩、友人の友人など、お相手は結局のところ身近な人が多い傾向にあります。

すでにつながっていた人とFacebook上の交流をきっかけに親しくなる効果はありそうですが、まったく縁のなかった方と出会い、恋人を作るのは難しいのかもしれません。

30代女性の意見

30代女性の意見

友人からの紹介でFacebookを通して連絡先を交換したことはあり、実際その方とお付き合い、結婚まで至りました。

30代男性の意見

30代男性の意見

名前で検索できるので、中学時代に気になっていた先輩などを検索をして実際に会うことができた。そこから連絡先を交換し、付き合うまでに発展した。

Facebookで出会いを探したことがある人は9.3%

次に「Facebookで出会いを探したことがあるか」とお聞きしたところ、「ある」と回答したのは14人(9.3%)でした。

9.3%も他のSNSと比べると、なかなか多い結果です。(他のSNSでは5%以下のところがほとんど)

なおFacebookは、実名利用する方が多いため、昔の同級生や知り合いの名前を検索して出会いを期待する人が多いとわかりました。

学生時代に好きだった人、気になっていた人とつながれると、久々の再会から恋愛への発展もあるかもしれません。

30代男性の意見

30代男性の意見

Facebookは実名登録なのである程度信用できるし、友達検索からどんな人かわかっていいと思います。

20代女性の意見

20代女性の意見

ネットで出会うのは不安や危険性もありますが、Facebookは顔写真やプロフィールが基本的にしっかりしていることが多いので、安心感があります。

Facebookで意気投合したら会うかもしれない人は62.7%

また「Facebook上で意気投合した人と実際に会う可能性があるか」とお聞きしたところ、150人中94人(62.7%)が「ある」と回答しました。

  • 男性:65人中51人(78.5%)
  • 女性:85人中43人(50.6%)

男性は約8割、女性も過半数が「ある」と回答しており、この数値も他のSNSより高い結果です。

そもそもFacebookでつながっている人もリアルの知り合いが多いこともあり、交流して信頼感があれば、実際に会うハードルは高くないようです。

40代男性の意見

40代男性の意見

フェイスブックで実際に一人の女性と会ったことがあります。関西の方ですが、ごく普通の人でした。

30代女性の意見

30代女性の意見

自分のことを発信する機会が多いSNSで安心感があるため、もしいい出会いがあれば会うかもと思いました。

Facebookで出会いを探す方法

Facebookで出会いを探す方法

そんなFacebookですが、出会い探しが不可能なわけではありません。

Facebookで出会いを探す方法を紹介します。

  • グループに参加して気になる相手を探す
  • 同級生や元同僚を探し、メッセージを送る
  • プロフィールから友達の友達を検索する

グループに参加して気になる相手を探す

Facebookで新しい人との出会いを探すには、グループ機能を活用すると便利です。

グループは共通の趣味をもつメンバーが集まり、テーマに沿って互いに交流を図れる機能です。昨今オンラインサロンでも、よく使われるようになりました。

やり方も簡単で、Facebookのマイページ左欄から「グループ」を選択し、あとは興味のあるテーマで検索したり、一覧から探したりして参加するだけ。

たとえば「旅行」と検索すると、下記のようにさまざまな旅行関連グループが表示されます。

「旅行」関連グループの一例

グループ内で投稿したり、気になる投稿にコメントしたりすれば、Facebookをきっかけにあらたな出会いにつながるでしょう。

ただしガツガツせず、自然に交流しながら仲を深めましょう。

同級生や元同僚を探し、メッセージを送る

Facebookで出会いを探すには、学生時代に仲の良かった同級生や前の会社の同僚を探すのもおすすめです。

Facebook上で「懐かしいあの人」の名前を検索し、もしメッセージのやり取りが進めば、あらたな出会いに発展する可能性があります。

ご本人はもちろんですが「同窓会を開こう」となったり、数人でオフ会ができたりするかもしれません。

名前だけではなく、出身大学や卒業年度でも探せますから、再会を期待してみてください。

プロフィールから友達の友達を検索する

Facebookには、共通の友人がいるユーザーを「知り合いかも?」と表示する機能があります。

知り合いかも?の中に気になる異性がいたら、友だち追加リクエストを送ると、あらたな出会いのきっかけになるかもしれません。

とはいえ実際に連絡を取るのは、ハードルの高い方法ですから無理はせず、本当に「知り合いかも?」と思った方にだけ試すのがおすすめです。

Facebookで出会いを探すデメリットと注意点

Facebookで出会いを探すデメリットと注意点

Facebookは出会いに特化したツールではありませんから、実際に出会いを探すと思わぬトラブルを招く可能性があります。

Facebookで出会いを探したときに考えられるデメリットも知っておいてください。

  • デートや交際へ進展するまでに時間がかかる
  • 出会い厨として警戒されやすい
  • 名前や写真から個人情報を特定されやすい
  • 勧誘業者に目をつけられる可能性も

デートや交際へ進展するまでに時間がかかる

そもそもFacebookは出会いを目的としたSNSではないため、デートへ進展するまでに時間がかかることもあります。

Facebookで知り合ったお相手と実際に会うまでには、Facebook上で仲を深めなければなりません。同級生や元同僚、友達の友達ならトントン拍子に進むこともあるでしょうが、初対面なら少なく見積もっても2ヶ月程度の期間は必要でしょう。

また今回の調査では全体の90.7%が「Facebookで恋人を探したことはない」と回答したとおり、ほとんどの人が出会いを目的にしていません

とにかく出会いを探すなら、Facebookではなくマッチングアプリなどの他の手段を使うのが良いでしょう。

出会い厨として警戒されやすい

Facebookなど一般的なSNSで出会いを探す人は出会い厨と呼ばれ、ほかのユーザーから敬遠されがちです。

Facebookでは、迷惑なアカウントをブロック&報告する機能があり、ガツガツ活動するとアカウント凍結される可能性も。

利用者において、コミュニティ規定をはじめとする弊社の規約または各種ポリシーに対する明確な、深刻な、または繰り返しの違反があったと弊社が自身の裁量で判断した場合、弊社はMetaの製品への利用者のアクセス権を一時的または永久に停止することがあるほか、利用者のアカウントを永久に停止するかまたは削除することがあります。

出典:利用規約・2.アカウントの一時停止または削除

Facebook上で恋活するなら、慎重に進めることをおすすめします。

名前や写真から個人情報を特定されやすい

Facebookでは1人につき1アカウントのみと利用規約で定められており、また実名利用が前提です。実名制に伴い、顔写真をアップするのに抵抗がないユーザーもいるでしょう。

つまりFacebookは、個人情報を特定されやすいSNSでもあります。

そんな状況で出会いを探すと、思わぬところからトラブルに発展する可能性も。

変なことをして炎上したりすると大変ですから、他のSNSと比べてもことさら慎重に出会いを探す必要があります。

勧誘業者に目をつけられる可能性も

FacebookをはじめとするSNSでは、悪質な出会い系サイトに誘導する目的で勧誘業者が活動することがあります。

出会いを探すような投稿をしたり、コメントをつけて回ったりするとカモだと思われて目をつけられる可能性も。

美味しい話には飛び付かず、自衛しながら出会いを探してみてください。

Facebookは出会い目的で利用していいの?

Facebookで出会いを探していいの?

そもそもFacebookで、出会いを探すことは許されるのでしょうか?

SNSでは出会い目的の利用が禁止されることがありますから、下手に行動すると規約違反になる可能性があります。

まずはFacebookで出会いを探しても良いものなのか、利用規約をチェックしました。

SNS名Facebook(フェイスブック)
運営会社メタ・プラットフォームズ
国内利用者数約2,600万人
利用者が多い年代30代、40代
男女比男性約55%、女性約45%
Facebook基本情報

出会い探しを禁止する規定はない

Facebookの利用規約を確認したところ、出会い探しを明確に禁止する文言はありませんでした。

ただし下記の規約を踏まえて考えると、出会い探しをメインの目的として利用するのは、Facebook本来の利用趣旨に反すと言えそうです。

弊社のミッションは、コミュニティの構築を応援し、人と人がより身近になる世界を実現することです。

引用:利用規約・提供するサービス

またFacebookでは、他のユーザーに不快を与えるコンテンツが厳しく規制されます。

性的行為の勧誘につながる可能性のある性的に露骨な文言も制限しています。世界中のさまざまな人が利用する弊社コミュニティでは、そのようなコンテンツが利用者に不快な思いをさせ、利用者が友達や幅広いコミュニティとつながるのを妨げる可能性があるからです。

引用:Transparency Center・ポリシーの基本理念

とくに迷惑な出会いの探し方をすると、規約違反とみなされる可能性が考えられます。

アカウントは原則1人1つだが本人確認は必要ない

Facebookのアカウントは、原則1人1つしか作れません。アカウントについては以下のとおり、利用規約にも明記されています。

ご自身のアカウントを1つだけ作成すること、また私的利用を目的としてアカウントを利用すること。

引用:利用規約・1.Facebookを利用できる方

またアカウント名は、日常的に使用する名前や本のを利用が推奨されますが、実際のところ、アカウント開設の際に本人確認の必要はありません

アカウント名やプロフィール写真は自由に設定できるため、Facebookがいくら実名制SNSとはいえ、相手の情報を信頼するのは難しいのが現実です。

実態としては匿名制SNSとさほど変わらないため、積極的に出会いを探すのはおすすめできません。

海外では「Facebook Dating」機能で出会いを探せる

2019年、アメリカで「Facebook Dating」がリリースされました。Facebookのアカウントを利用して出会いを探せるマッチングサービスです。

Facebook Datingの最大の特徴は、Secret Crush(シークレット・クラッシュ)機能があること。実際に出会うまでの手順は、以下のとおりです。

  • 気になるユーザーを「Secret Crush」リストに追加する
  • 相手が自分を「Secret Crush」リストに追加したら、互いの名前が表示される
  • 「Starting the Call」で電話に招待する
  • 相手が承認するとビデオチャットが可能になる

アメリカではFacebook Datingから恋愛に発展したケースも多く、Facebookのリリースによると、約20カ国で15億以上のカップルが成立するとされます。

2020年にはヨーロッパ諸国でもサービスが開始されていますが、現時点では日本での導入は未定です。

Facebookであらたな出会いを探すのが難しい理由

Facebookであらたな出会いを探すのが難しい理由

Facebookをきっかけにもともとの知り合いと再会したり、仲を深めたりして恋愛につながる可能性はありそうです。

しかし体験談やFacebookの特徴を踏まえると、あらたな出会いを探すのは難しいこともわかりました。

Facebookをきっかけに出会いを探すのが難しい理由を、下記のとおり解説します。

  • 昨今では新規登録者数が横ばいのSNS
  • 総務省のデータでは10~20代の利用者が少ない
  • 見るだけのユーザーも多い

昨今では新規登録者数が横ばいのSNS

Facebookは、国内では昨今あらたな利用者が横ばいで、よって新しい出会いも期待しにくいと考えられます。

根拠は、総務省がおこなった令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』です。各SNSの国内利用率が、下記のように推移しました。

SNS2017年2018年2019年2020年2021年
LINE75.8%82.3%86.9%90.3%92.5%
Instargram25.1%35.5%37.8%42.3%48.5%
Twitter31.1%37.3%38.7%42.3%46.2%
Facebook31.9%32.8%32.7%31.9%32.6%

LINE、Instargram、Twitterが5年間で国内利用率を上げているのに対し、Facebookの利用率は横ばいです。新規ユーザーの登録が減少、既存ユーザーがアカウントを削除するなど、原因はさまざま考えられますが、いずれにせよ他のSNSに比べてFacebookのユーザーが増えていないと分かります。

またFacebookは2004年に登場して以降、2010年にトレンドのピークを迎えています。

出典:Googleトレンド

他のSNSの台頭もあり、日本国内ではFacebookの影響力が下がっていると考えられます。

総務省のデータでは10~20代の利用者が少ない

Facebookの10代や20代の利用率が低いのも、あらたな出会いが難しい要因の一つです。

総務省のデータによると、世代ごとのFacebook利用率は以下のように推移しました。

年代2013年2021年増減率
10代19.4%13.5%▲5.9%
20代44.4%35.3%▲9.1%
30代20.9%45.7%24.8%
40代11.9%41.4%29.5%
50代6.1%34.3%28.2%
60代~3.7%14.1%10.4%

※参照1:総務省・情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査<概要>
※参照2:総務省・令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>

Facebook利用率がもっとも高いのは30代~40代で、伸びているのは50代や60代のユーザーです。既婚者の割合が高くなる世代ですから、出会いに対する熱量が低いのも当然かもしれません。

見るだけのユーザーも多い

他のSNSの台頭により、Facebookで投稿しなくなった人も多いようです。

今回ENSPORTSが実施したアンケートでは、Facebook利用頻度の割合は下記のとおりでした。

  • あまり使わない:54人(36.0%)
  • 見るだけ(たまに発信する):83人(55.3%)
  • 情報発信している:13人(8.6%)

Facebookで積極的に活動していたのは、今回の調査では全体の8.6%のみでした。

積極的に発信する人が少ないことも、Facebookであらたな出会いを探すのが難しい要因の一つでしょう。

結論:真剣に出会いを探すならFacebookよりもマッチングアプリがおすすめ

Facebookをきっかけに、すでに知り合いの人や過去の同級生との仲が深まるケースは考えられますから、仲を深める線で利用するのはおすすめです。

しかし出会いを探すツールとして利用するのは、なかなか難しいかもしれません。

真剣に出会いを探すなら、出会い探しを専門とするマッチングアプリがおすすめです。

あえてFacebookを活用しても非効率ですから、マッチングアプリの利用を検討してください。

PR

2024年1月より、恋活・婚活・スポ活マッチングアプリ『エンスポーツ』のサービスを開始いたしました!オープン記念といたしまして、一定期間は男女ともに完全無料でお使いいただけます。

各種アプリストアからダウンロードできますので、ぜひご利用ください。

エンスポーツの詳細はこちら

ENSPORTS magazine編集部

記事を書いた人

ENSPORTS magazine編集部

ENSPORTS magazine(エンスポーツマガジン)は「スポーツで繋がる出会い」をコンセプトに運営する恋愛スポーツメディアです。スポーツと恋愛に関する情報をお伝えしていきます。

一覧に戻る