図書館に出会いはある?リアル事情や注意点を解説!

出会い
ENSPORTS magazine編集部
ENSPORTS magazine編集部

好きな本を読んだり、スキルアップのために自習したりと、さまざまな目的で利用できる図書館。

気になる本に手を伸ばしたら、異性の手と重なった……なんてドラマのような出会いも期待してしまいますよね。

でも正直、そんなのは物語の中の話です。

というわけで、こんにちは。毎週図書館に通って仕事をしているライターの長坂です。

図書館で声をかけるなんて、ものすごくハードルの高い行為だと思います。とはいえ「どうしても図書館から始まる恋を楽しみたい」という夢見がちな方のために、なんとかならないか方法論を考えてみました。

リアルな事情も考慮しつつ、図書館での出会いについて解説していきます。

長坂 ヒロ
長坂 ヒロ

大学生時代に海外旅行に目覚め、バックパッカーとして約30カ国を放浪。旅行会社勤務経験もあり、三度の飯よりブラジルが好き。現在はフリーライターとして、週2~4日ほど近所の図書館で執筆に励む。

図書館で異性と出会うには「通うこと」が前提

図書館に出会いを求めるなら、まずは「通うこと」が前提となります。

平日は仕事で忙しいという方は、まずは週末の1日だけ通ってみましょう。週に1回通うだけでも、図書館にどんな人が通うのか雰囲気を知ることができ、その中に気になる異性が見つかるかもしれません。

気になる異性と毎週のように顔を合わせれば「単純接触効果(ザイオンス効果)」という心理効果が生まれます。

単純接触効果とは?

相手に何度も繰り返し接触することによって、しだいに相手に好感を抱くようになる効果のこと。アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱したことから「ザイオンス効果」とも呼ばれる。

毎週のように顔を合わせれば、相手にも「またあの人いる」と認知してもらえるようになります。

何かのきっかけで会話が生まれたら「毎週来てますよね?」「どんな本が好きなんですか?」などと会話が弾む可能性はゼロではありません。

とはいえ、パッと図書館に訪れて気になる異性に話しかけるようなナンパ行為はまず不可能です。

こうした行動は迷惑行為とみなされ、最悪の場合図書館への出入りを禁止されてしまうことも考えられます。

そもそも図書館に通うのはどんな人?

私が普段図書館に通っている中で、よく見かける人物像についてもまとめました。

図書館に出会いを求める場合は、どんな人が通っているものなのか知っておきましょう。

【共通】土日の読書

図書館に通う目的として真っ先に思い浮かぶのが「本を借りること」です。

たとえば土日の図書館には本を借りようと多くの人が集まり、読書スペースなどは混雑します。小さい子供からお年寄りまで、属性は基本的に関係ありません。

まったく話したことがない人でも、毎週のように顔をあわせれば「どのエリアに座っているか」「どんな本を探しているか」によっておおよその好みを推測できます。

もし「ミステリー好き」「歴史好き」など共通している点があれば、いざ会話が生まれた時に話のネタにしやすい可能性があります。

【学生】試験勉強

学生の利用方法として特に多いのは、自習室での試験勉強です。

特に中間試験や期末試験といった試験期間になると、自習室は多くの学生で混雑します。また、1~2月の受験シーズンには受験生の姿も目立つようになります。

中にはレポート作成する大学生も散見されますが、割合はけっして多くありません。これは、大学生は大学の附属図書館を利用できるためです。

ただ中高生同士だと互いに恥ずかしがって敬遠する傾向にあるため、交際に発展する可能性はきわめて低いといえます。

【社会人】仕事、資格の勉強

図書館に通う社会人は、仕事や資格の勉強を目的にしている人が多いといえます。

特に近年は、テレワークの増加により会社に出社しない方が増えています。自宅ではなかなか仕事に集中できないという理由で、近所の図書館で仕事をするという方が多いようです。

また、平日の夜の時間帯には、資格の勉強に励む社会人が自習室を利用することもあります。毎日のように顔を合わせれば、「一緒に頑張っている」という連帯意識が生まれ、図書館の閉館時間などにふと会話が生まれるかもしれません。

【3ステップ】図書館での出会いから恋愛に発展する方法

ここからは、図書館で出会うためのハウトゥーについてお伝えしていきます。

しかし冒頭でもお伝えしたとおり、かなりハードルが高いと思います。(少なくとも私には到底できる気がしません。)

とはいえ現実的に図書館で出会いを探すなら、下記のようなステップで試してみることをおすすめします。

  1. 定期的に通う
  2. 近くに座る
  3. 声をかける

1~2の期間が長くなるほど、3のハードルが低くなります。具体的な手順を1つずつ確認してみましょう。

1. 定期的に通う

図書館で出会いを手にするなら、まずはひたすら通うことが前提条件となります。できるだけ高頻度で図書館に通わないと、相手に自分の存在を認知してもらうのも難しいと思いますし、きっかけが作れません。

はじめのうちは休日の1日だけで問題ありませんが、徐々に通う日数を増やしていくことで相手から「あの人今日もいる」と認知してもらいやすくなります。

2. 近くに座る

いきなりストーカーの香りがしてきました。

でもこうしないと、図書館で出会うなんて無理です……。

というわけで、気になる異性がいつも同じ席に座っているなら、あえてその人の近くに座ってみましょう。

これにより相手から認知してもらえる可能性が高くなり、知らず知らずのうちに親近感が生まれる可能性があります。

ただし、いきなり隣に座るのはNGです。普通に怖い。

ものすごく混雑していない限りは、ある程度の距離感を空けて座るのが図書館の「普通」ですので、あまり突飛な行動はしないようにしましょう。

はじめは相手の視界に入る席に腰かけ、まずは自分の存在をさりげなくアピールする程度から始めてください。

3. 声をかける

ここはもうギリギリです。下手におこなうと、もうその図書館に通えなくなる可能性があります。

しかしどうしてもお近づきになりたいなら、頃合いを見計らって声をかけましょう。

話しかけるチャンスとしては、次のようなケースが考えられます。

  • 同じ本棚をみているとき
  • 図書館を出るタイミングがかぶったとき
  • 自習室で最後まで2人だけ残っていたとき

相手に不審がられることなく声をかけるには、TPOを見極めることがとても大切です。

互いに目が合ったときや周囲に人がいないときなど、数少ないチャンスを確実に活かすことが成功の秘訣といえます。

そういう意味では、職場や学校で自然な出会いを掴み取るのと似たようなものかもしれません。

空気を読み、誰にも迷惑をかけないように出会いを探してみてください。

図書館で出会いを探すうえでの注意点

図書館で出会いを探すなら、とくに次の4点に注意してください。

  • 館内や自習室では大声で話さない
  • 図書館以外で声をかけない
  • 出会い目的で通わない
  • 相手の反応が悪かったらすぐに諦める

すでにお気づきだと思いますが、図書館は出会い探しに不向きな場所です。ことさら周囲への迷惑を考えなければなりません。

とにかくマナー違反がないよう心がけましょう。

館内や自習室では大声で話さない 

気になる異性に声をかけようと思ったら、つい緊張して声が大きくなってしまうかもしれません。

そうなると相手にも迷惑がかかりますし、シンプルに気持ち悪いと思われる可能性があります。

当然ながら図書館で大声で話すのはNGです。そもそも図書館内での会話は、読書や勉強している人に大きな迷惑となることを忘れてはいけません。

たとえ小声だとしても、静かな館内だと会話内容が筒抜けになる可能性があります。相手にしつこく話しかけたりすると、司書の方から注意されてもう通えなくなる可能性が高いことを知っておいてください。

図書館以外で声をかけない

図書館で毎日のように顔を合わせていると、自然とお互いの存在を認知するようになります。

だからといって図書館以外で相手に話しかけるのはNGです。

図書館以外の場所で異性に話しかけると、相手からストーカーだと勘違いされてしまうかもしれません。というか、それはもうほぼほぼストーカーです。

とくに「待ち伏せ」になりそうなシチュエーションだと、もう恐怖しかありません。

気になる異性に声をかけるなら、せめて図書館という「いつもの空間」で話しかけることが絶対条件となります。

出会い目的で通わない

「本が好きな異性と出会いたい」と思っても、出会い目的で図書館に通うのはおすすめできません。あまりに効率が悪すぎます。

普段から図書館に通っている中で「せっかくなら出会いがあるといいな」程度の心持ちでいるのが健全です。

本が好きな異性と出会いたいなら、普通にマッチングアプリや婚活パーティーを利用するのが高効率です。

相手の反応が悪かったらすぐに諦める

「気になる異性に声をかけたものの、なんとなく反応が悪かった」というときは、きっぱりとあきらめることが肝心です。

変な空気になると、相手の居場所まで奪ってしまうことに繋がります。自分が図書館に行きづらくなるだけならまだしも、相手に「もうあの図書館に行くの嫌だな」なんて思わせてしまうのは、あまりに迷惑がすぎます。

無理めな雰囲気を感じたら、とにかくすぐに身をひくことをおすすめします。

図書館以外で本好きの異性と知り合う方法

ここまで解説したとおり、図書館で出会いを探すのはかなりハードルが高い方法です。

「本好きの異性と仲良くなりたい」という方は、次の3つの方法を検討してください。

  • マッチングアプリを利用する
  • 婚活パーティーに参加する
  • ブックカフェに通う

マッチングアプリを利用する

本好きの異性と効率よく出会うなら、マッチングアプリが便利です。

マッチングアプリでは趣味やキーワードで異性を検索でき、「本好き」「ミステリー好き」「〇〇(作家名)好き」などと入力すれば、趣味の合う異性を一気に検索できます。

DMなどでコンタクトをとれば好きな本の話題ですぐに打ち解けやすく、仲良くなったらオフラインで会うことも可能でしょう。

趣味が同じなら交際が長続きしやすく、土日はともに読書でのんびり過ごすことができます。

婚活パーティーに参加する

本好きの異性と出会うなら、婚活パーティーに参加するのも選択肢の1つです。

婚活パーティーは「〇〇好き」などテーマを設定していることが多く、同じ趣味を持つ複数の異性と知り合うことができます。

過去には、本好きを対象とした婚活パーティーが図書館でおこなわれたこともあり、話題を呼びました。

今後もこうした婚活パーティーが不定期で開催される可能性があるため、本好きの方ならこまめにチェックするといいかもしれません。

ブックカフェ

本好きの人が集まる場所として、近年注目を集めているのが「ブックカフェ」です。

ブックカフェとは、その名のとおり本屋とカフェが一体になった施設を指します。コーヒーなどを飲みながら読書を楽しむことができ、「店内にある本は読み放題」、「1人につき〇冊まで」とルールはさまざまです。

ブックカフェは図書館よりもおしゃれな印象が強く、場所によってはビジネスマンやOLなど仕事帰りの人が多く集います。

こうしたブックカフェに定期的に通えば、図書館とほぼ同じ要領で本好きの異性と出会える可能性があるでしょう。

図書館で出会いを探すのはかなり難しい

図書館に定期的に通えば、自然と顔なじみになることはよくあります。

しかし、そこから実際に仲良くなるためには、どちらかが声をかけるというアクションが欠かせません。私語が禁止されている図書館の特異性を考えると、実際に仲良くなったり交際に発展したりするのはかなり難しいといえます。

本好きの異性と効率よく出会うなら、マッチングアプリや婚活パーティーといったほかの方法を利用するのも効果的です。交際に発展すれば、一緒に図書館やブックカフェなどで「読書デート」ができ、関係も長続きしやすいでしょう。

ぜひこの記事を参考に、本好きの「運命の出会い」を探してくださいね。

ENSPORTS magazine編集部

記事を書いた人

ENSPORTS magazine編集部

ENSPORTS magazine(エンスポーツマガジン)は「スポーツで繋がる出会い」をコンセプトに運営する恋愛スポーツメディアです。スポーツと恋愛に関する情報をお伝えしていきます。

一覧に戻る