社内恋愛(職場恋愛)を成就させるコツと注意点

恋愛
ENSPORTS magazine編集部
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社内恋愛。

それは恋人がいない社会人の誰もが一度は期待し、憧れ、場合によっては夢破れるシチュエーションかと思います。

うまくいっているうちは仕事が一気に楽しくなる反面、うまくいかなかったら地獄のような状況にもなりかねない、まさに諸刃の剣。

かくいう私は、前職の社内恋愛からそのまま結婚し、今年は銅婚式(7年目)を迎えようとしています。なお前職では、他にもさまざまな社内恋愛の形を見てきました。

田窪

田窪

というわけでこんにちは、ENSPORTS magazine編集長の田窪です。

今回はそんな社内恋愛のプロ?である自分が、職場内における恋愛を成就させるコツや注意点、傾向としてカップルになりやすい関係性などを解説していきます。

社内恋愛とは

社内恋愛は「職場恋愛」や「職場内恋愛」とも呼ばれ、同じ勤め先に勤務する人同士が恋愛関係になることを言います。

似た言葉に「社内不倫」などもありますが、社内恋愛はあくまで未婚で恋人がいない人同士が、純粋な恋愛関係になることを示すことがほとんどです。

そんな社内恋愛ですが、筆者の体感としては職場の種類などによって機会や成功率が大きく変わるように思います。前職は販売系の仕事をしていたのですが、その会社ではさまざまな地域、さまざまな店舗でカップルが生まれていました。

対して現在はIT関連の会社にいながらこの記事を書いていますが、社内恋愛は聞いたことがありません。(そもそも既婚者ばかり、ということもありますが)

なお社内恋愛で成就したカップルはだいたい祝福されますが、その裏でひっそりと狙っていた誰かが泣くことになるケースも多いため、色々とデリケートなものでもあります。

社内恋愛が生まれやすい会社の特徴

まずは基本情報として、社内恋愛が生まれやすい会社の特徴についてお伝えしていきます。

関わる人が多い

大前提として、社内に恋愛をする相手がいなければなにも始まりません。その職場内で関わる人が多ければ多いほど、恋愛の機会は多くなります。

目安としては、地域ごとに100人くらい会社の人間がいるような規模でしたら、地域ごとに毎月1組くらいはカップルが生まれるのではないでしょうか(実体験)

一方で小規模なベンチャーなど、オフィスに5人くらいで働いているような環境では、さすがに社内恋愛は難しいように思います。

協力して働く環境である

次に大切なのが、社員同士が協力して仕事をする機会の多さ。

私が社内恋愛をした前職では、たとえばセール時期なら準備のために残業して夜中まで値札を変えたり、大量の納品を捌いたりと、日々みんなで協力して乗り越えるような仕事環境でした。そうやって協力しながら働く中で、なんとなく距離が縮まっていくのが恋愛というものです。

「文化祭の準備を頑張ったら仲間感が強まってカップルができる」みたいなことだと思いますが、複数人が一丸となってなにかをする機会が多い職場は、やはり恋愛のきっかけも多くなるかと思います。

激務である

最後に、仕事内容がわりと激務なのも「社内恋愛」が発生する必要要件の一つと感じます。

とてもホワイトで残業も一切ないような職場では、そこまで会社の人と親密になる機会が多くないかと思います。飲み会とかもあまりなさそうですよね。

一方、激務で飲み会もよく開催されるような職場であれば、会社の愚痴で盛り上がったり、いつも夜中まで頑張っているあの人がついつい心配になったりと、恋愛に発展しやすいイベントが多いのです。

とにかく社内恋愛がしたい方は、激務な職場を探して務めるといいかもしれません。(※責任は取れません)

社内恋愛のメリット・デメリット

このあたりで、実際に社内恋愛をして感じたメリット・デメリットについて解説していきます。

社内恋愛のメリット

メリット一覧

  • 仕事ぶりを見てから恋愛に進める
  • お互いの身元がはっきりしている
  • 生活レベルがだいたい同じである

社内恋愛のメリットは、比較的自分にとって条件の良い相手を選びやすいことです。

普段の仕事ぶりを見ていれば、だらしない人ではないか、頑張れる人なのか、周囲とうまくやれる人なのか、といった人となりがだいたいわかります。

もちろん身元はしっかりしているでしょうし、同じ会社に勤めているなら生活レベルもだいたい同じくらい。基本的に職場の人というのは、恋愛をするのにとても良い条件なのです。これが学校とかでも同様ですよね。

恋愛相手を探す場合に、かなりの安心感があるのが社内恋愛のメリットです。

社内恋愛のデメリット

デメリット一覧

  • 周囲に気を遣う必要がある
  • 失敗したら気まずい
  • 職場によっては規則違反になる

社内恋愛のデメリットは、あまり堂々としにくいことです。

付き合っていることが周囲に知れると、ただ仕事の話をしただけでも「またイチャついて」と思われる可能性があります。仮に振られたら、その後も一緒に働くのは気まずいですし、それをきっかけに退職するようなケースも見たことがあります。

また職場の就業規則によっては、はっきりと「社内恋愛禁止」とされていることもあり、あまり歓迎されないことも多いのです。

そういったデメリットが気にならないほど、素敵な人と出会いたいものですね。

社内恋愛に多いカップルの関係性

次に、社内恋愛が始まることの多い関係性についてもお伝えしていきます。

上司と部下

もっとも諸刃の剣になりやすい反面、成就もしやすいのが上司と部下の関係性です。(かくいう自分も、この関係性からお付き合いをして結婚しました。)

やはり仕事で信頼関係ができていると、なんだかんだと恋愛に進みやすいものです。自分が知っている範囲だけでも、10組くらいは上司と部下の関係性から恋愛や結婚に進んだカップルがいます。

ただし怖いのが「上司から無理やり誘う」などのハラスメントです。こればかりは二人の関係性によりますので、上司と部下ならなんでもOKというわけではありません。

あくまで「いけそうな雰囲気なら成功率は高い」という話です。

同じ部署の同僚

次に多いのが、同じ部署の同僚同士です。

意外な二人が意気投合して終業後などに会うようになって付き合い、ふとした飲み会の席などで「え????お前ら付き合ってたの????」という話になって周囲にバレるまでがテンプレートです。

同じ環境で一緒に仕事をしていれば、仕事や人間関係についての見解がだいたい同じになるので、話が盛り上がりやすくなる。それが恋愛に発展しやすい理由です。

営業と経理など他部署の関係

意外とあるあるなのが、普段はあまり接点はなく、どちらかというと「お互いにお客様」くらいの距離感の部署違いの二人の恋愛です。

もう少し言うと、部署間でなんとなく「どちらかが上」なパワーバランスがあると、力関係の強い方に属する人がモテやすくなります。

とくに「たまにくる営業の人」などは、デスクワークの方からすると華やかに見えることも多いため、恋愛に発展しやすいのです。

ただしこの場合、普段から仕事をしている姿を見ているわけではないため、合うか合わないかは普通の恋愛と変わらないかもしれません。

社内恋愛を成就させるコツ

それでは、実体験や自分が知っている社内恋愛カップルの特徴をもとに、恋愛成就のコツについても解説していきます。

まずは仕事を頑張る

社内恋愛の極意は、まずは仕事で頑張ったり、成果を出したりすることです。

これは男女どちらも一緒ですが、結局魅力的に感じるのは頑張っている人です。学生時代も同じだと思いますが、部活を頑張っていたり、勉強を頑張っていたりする人はさりげなくモテましたよね。

しかも社会人にもなると、学生の頃よりも恋愛における「見た目が占めるウェイト」が減ってくることがほとんど。仕事の頑張りが、そのまま恋愛の成功率につながっていくと思って良いでしょう。

まずは恋愛がどうというよりも、仕事を頑張り、その姿を自然と見てもらうのが大切です。

仕事の中でコミュニケーションを取る

とにかく失敗しやすいのが、気になるからといって仕事と関係ない話ばかり振ったり、あまり脈絡もなく飲みに誘ったりするシーンです。

多くの場合、これまであまり仕事で接点がなかった職場の人とは二人で食事に行こうと思えません。

まずは仕事の中でよくよくコミュニケーションをとって、普段の延長線上で「今日ご飯の予定は?じゃあちょっと入りますか」と、会社から駅までの通り掛かりにある飲み屋に入るくらいが丁度良いのです。

いきなり距離を詰めようとせず、まずは仕事で円滑にコミュニケーションが取れるような関係性を目指してみてください。その中で少しだけ他の人より親切にしたり、気にかけたりしていきましょう。

恋愛相手にだけ弱みを見せる

ある程度仲良くなったら、弱みを見せることも大切です。

普段明るくて楽しい人が、自分の前でだけふと悩んでいる顔を見せる。そんなシチュエーションになったら、さすがに相手のことが気になりますよね。とくにそれが年上の相手だったりすると、なんだか放っておけなくなるものです。

職場では誰にでもなんでも打ち明けるのではなく、親密な話は恋愛相手とだけにしておき、特別感を持ってもらうことを意識しましょう。

社内恋愛の注意点

最後に、社内恋愛をするうえで注意しておきたいことをまとめました。

社内規則を確認する

会社によっては、社内の規則で社内恋愛が禁止されていることがあります。

だからと言って止められないのが好きな気持ちだと思いますが、少なくとも周囲にバレずにおこなう必要が出てきます。バレたら本格的にペナルティがある場合は、よっぽどお互いに盛り上がらないと厳しい可能性も。

規則については、事前に確認しておきましょう。

基本的にバレないよう行動する

社内では、どこに誰の目があるかわかりません。

知らず知らずにうちに三角関係になっている可能性もありますし、色々と複雑なこともあります。よってどのような状況でも、基本的に社内恋愛は秘密にしておくことをおすすめします。

嬉しさから「XXXさんから食事に誘われた」なんて漏らした日には、噂がまわってかえって進展しにくくなることも。付き合う前も後も、バレるまで自分から言わないようにしておきましょう。

遊びは絶対にやめる

真剣なお付き合いではなく、遊び目的で相手を探したい人は、ぜったいに社内でやるべきではありません。そもそも遊び目的の出会い自体をおすすめしませんが、社内ならなおさらです。

たとえば「上司と不倫をする」なんてドラマの中だけの話と思うかもしれませんが、現実でもそれなりにあります。不倫カップルを実際に見たことがありますし、そこから離婚・再婚と波乱の人生を歩んでいる人も知っています。

社内恋愛をするなら、真剣なお付き合いを前提に考えることをおすすめします。

社内恋愛は出会いのベーシックである

社内恋愛は、やはりいつの時代も出会いのベーシックです。学生時代は同じクラスや同じ部活の子と恋愛をしたように、会社でもそれは起こり得ます。

人は生活範囲内で恋愛をするものだと言われていますから、会社は絶好の場所なのです。

節度を持って、ハラスメントにならないようにだけ気をつけながら、社内恋愛を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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