TOPplaceエリア山形鳥海山のおすすめデートプランを紹介。スポットの魅力やアクセスも!
2025.06.24

鳥海山のおすすめデートプランを紹介。スポットの魅力やアクセスも!

東北屈指の名峰でスポーツデートが楽しめる「鳥海山」をご紹介します。標高2,236mの鳥海山は「出羽富士」や「秋田富士」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた名山。秋田と山形の両県から複数の登山道が伸びており、マイカーや公共交通での登山口へのアクセスが可能なスポットです。

鳥海山とは

秋田県と山形県の境に位置する鳥海山。最高峰の新山をはじめとする複数の峰で形成された複式火山であり、東北地方第2位の高峰でもあります。

有史以来数多くの噴火を経て霊山として崇められるようになり、中世から江戸時代にかけて多くの修験者によって登拝されてきました。火山活動によって生まれたダイナミックな景観と、高山植物をはじめとする豊かな自然が調和する鳥海山。東北地方で本格的な登山が楽しみたいカップルのアクティブデートにぴったりのスポットです。

ACCESS

鳥海山へのアクセス・基本情報

名称
鳥海山
住所
〒999-8521
山形県飽海郡遊佐町吹浦
電話番号
0234-72-5886(鳥海国定公園観光開発協議会)
営業時間
24時間
定休日
なし
料金
無料
アクセス
(公共交通)象潟駅から鳥海ブルーライナーで約35分
※6月~10月の特定日のみ運行・完全予約制
(マイカー)山形自動車道「酒田みなとIC」から自動車で約50分
駐車場
あり
公式サイト
http://chokaizan.com/

鳥海山の魅力

魅力1日本百名山や花の百名山にも数えられる東北屈指の名峰

「出羽富士」「庄内富士」とも呼ばれ、古くから地元で親しまれてきた鳥海山。

日本海まで裾野を広げる優美な山容や、山頂が雪に覆われる姿が印象的な鳥海山は「日本百名山」にも選出されており、東北有数の名峰として知られています。

花の百名山」にも選ばれている鳥海山は高山植物の宝庫でもあり、初夏にはチョウカイフスマとチョウカイアザミなどの固有種をはじめとする美しい花々が登山者を楽しませてくれます。

黄金色の草紅葉が山を染め上げる秋や、深い雪に覆われた冬の山容も美しく、季節を問わず訪れる人々を魅了するスポットです。

魅力29つの登山コースがあり、自分たちのレベルに合わせた登山が楽しめる

鳥海山のふもとから山頂を結ぶ登山道は山形県側に5つ、秋田県側には4つの計9コース。それぞれ所要時間や難易度、登山中に見られる景色が異なるため、何度登っても楽しめるのも鳥海山の魅力の一つです。

9つの登山道のなかでも最もメジャーなコースが鉾立(ほこたて)ルート

コース全体をとおして眺望が良いのが特徴で、正面には鳥海山を構成する峰々、背後には広大な日本海を見晴らしながらの登山が楽しめます。

所要時間は往復約9時間と長いですが、登山道はしっかりと整備されて歩きやすく、初心者にもおすすめのルートです。

魅力3鳥海山より流れる水が生み出す美しい風景に出会える

日本海のすぐ間近まで裾野を伸ばす地理的条件から、降水量の多い山としても知られる鳥海山。

降り積もった雪は、溶岩の長い年月をかけてろ過された後にふもとに流れ、豊かな水資源を生み出してきました。鳥海山の水は、良質な飲料水や農業用水として今でも人々の生活を支えています。

鳥海山の豊かな水は多くの絶景スポットを生み出しています。

有名なスポットの1つが、ふもとの山形県遊佐町にある「丸池様」。池の底から湧出するエメラルドグリーンの水が生み出す風景は幻想的で、古くから信仰の対象とされてきました。

その他にも豪快に流れる滝や広大な庄内平野の田園風景、鮭の遡上する清流など、鳥海山のふもとでは至るところで鳥海山の水の恵みが感じられます。

ぜひ登山とあわせて鳥海山の水の育む美しい景色も眺めてみてはいかがでしょうか。

鳥海山のおすすめデートプラン

鳥海山で遊ぶときの、おすすめデートプランをご紹介します。

今回おすすめしたいのは、鉾立登山口から鳥海山山頂までをめざす日帰り登山プラン。下山後は鳥海山の水の恵みを感じられる絶景スポットに立ち寄ります。ぜひ二人で、心ゆくまで楽しんでください。

鉾立登山口から出発!日本海の絶景を背に石畳の登山道を歩こう

今回は、秋田県側の主要登山口である鉾立から登山スタート。広大な日本海を背にしながら、石畳の登山道を進みます。

秋田県と山形県にまたがる観光道路「鳥海ブルーライン」を通り、標高1,160mの鉾立へ。自動車でのアクセスがおすすめですが、土日祝日を中心に運行する予約制の登山バスでもアクセス可能です。

登山口からしばらくは、きれいに舗装された石段の道が続きます。5分ほど歩くと展望台に到着。

ここからは鳥海山の裾野、そしてその先に広がる日本海の景色が堪能できます。

展望台から先も、石が敷き詰められた歩きやすい道が続きます。周囲に広がる鳥海山の雄大な自然や、後方の日本海の景色に心を癒やされながらゆっくりと歩を進めましょう。

登山口から1時間ほど歩くと、火山活動によって運ばれた大きな岩が点在する「賽の河原(さいのかわら)」と呼ばれるエリアに到着します。

初夏には、多くの高山植物が登山者を出迎えてくれるスポットです。今回筆者が訪れたのは10月初旬のため、草原を鮮やかに染める草紅葉が目を楽しませてくれました。

登山道がしっかりと整備され、歩きやすい道が続く鉾立ルートは登山初心者にもおすすめのコース。鳥海山の美しい自然や日本海の絶景を眺めながら山歩きを楽しみましょう。

険しい岩場を乗り越え最高地点の新山を登頂しよう

賽の河原で一休みしたら、山頂へ向けて登山を再開。雄大な景色が広がる外輪山コースを超え、最高地点「新山」をめざします。

賽の河原からいくつもの丘を超えて進んでいくと、「外輪山コース」と「千蛇谷コース」に分かれる分岐が現れます。どちらを選んでも山頂にアクセス可能ですが、今回は3つの外輪山を尾根沿いにたどる外輪山コースを歩きました。

アップダウンが激しいものの、稜線からの眺望が堪能できる外輪山コース。進んでいくにつれ、登山道は徐々に雪で白く覆われてきました。

東北の高山では、初秋から降雪が始まることも珍しくありません。秋に登山する際は、雪山装備の準備もしていきましょう。

登山口から歩くこと約4時間30分、山頂直下に位置する御室小屋に到着します。山小屋のそばには、鳥海山を神として祀る鳥海山大物忌神社も鎮座しており、古代からの信仰を今に伝えています。

御室小屋から先は、巨大な岩が積み重なったガレ場が続きます。バランスを崩さないよう注意しながら登りましょう。

約20分ほどで岩場を登り切ると、鳥海山の最高峰「新山」に到着します。

山頂からは、天気が良ければどこまでも続く日本海の絶景が見晴らせます。東北有数の名峰からの景色を、心ゆくまで堪能してください。

登山口から鳥海山最高峰の新山まで、歩くこと約5時間。長い道のりですが、山頂や稜線からの景色が疲れを忘れさせてくれます。

雄大な自然が感じられる鳥海山登山に、ぜひ挑戦してみてください。

下山後は鳥海山から流れる水が育む2つの絶景スポットを訪れよう

登山後におすすめの2つのスポットをご紹介します。鳥海山の水が生み出された絶景を堪能しましょう。

1つ目のおすすめスポットは「元滝伏流水」。

鳥海山ブルーライン入口の近くの駐車場に車を停め、小川沿いの遊歩道を750mほど歩くと、木々の間から湧き出す水がいく筋にも分かれて苔むす岩の上を流れ落ちる光景が目に入ります。

約30mの幅を持つ岩肌を流れる水は、鳥海山に降り注いだ雨や雪が長い年月をかけて地中に染み込んだものが湧き水となって吹き出てきたもので、その量は実に1日5万トン。豊かな水が生み出す冷涼な空気と、流れ落ちる滝の姿に心癒やされるスポットです。

もうひとつのおすすめ絶景スポットは「奈曽の白滝」。

高さ26m、横幅11mの巨大な滝で、国の名勝にも指定されており、秋田を代表する名瀑として知られています。

展望台や吊り橋からも滝の鑑賞が可能ですが、体力に余裕があれば金峰神社の境内から長い階段を下り、滝つぼに降りてみましょう。鳥海山から流れてきた水が、豪快にしぶきを上げながら流れ落ちる圧巻の光景が間近に鑑賞できますよ。

鳥海山登山とあわせて訪問できるおすすめのスポットを2つ紹介しました。いずれも鳥海山の水が生み出す絶景が楽しめるスポットですので、ぜひ登山後に訪れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

鳥海山は、東北有数の名峰で豊かな自然を感じながら登山が楽しめるアクティブデートにおすすめのスポット。今回ご紹介した麓のおすすめスポットへの立ち寄りと組み合わせれば、より楽しいデートになること間違いなしです。

今回紹介した鉾立ルートは、鳥海ブルーラインが通行可能な4月下旬から11月上旬までが登山シーズン。特に高山植物が花開く初夏や、草紅葉が楽しめる秋の登山がおすすめです。

雄大な自然を楽しみながらの登山が楽しみたいカップルは、6月下旬から7月中旬ごろ、または9月下旬から10月初旬ごろに鳥海山を訪れてみてはいかがでしょうか。

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記事を書いた人

ENSPORTS Place編集部

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