
出会いの手段として一般的になってきたマッチングアプリですが、どうやら「アプリ疲れ」を起こしてしまう男女が増えているようです。
以前と比べて周囲の人とのコミュニケーションが希薄化している昨今、アプリ上でのやり取りだとしても、気疲れしてしまうのは当然なのかもしれません。
マッチングアプリに疲れたときは、まずは疲れの原因を突き止めて対処していきましょう。ぜひ当記事を参考に、上手にマッチングアプリを活用していってください。
目 次
多くの人がマッチングアプリに疲れている

マッチングアプリ疲れを経験している方は、男女ともに多くいらっしゃいます。
エンスポーツでは、マッチングアプリ利用経験のある男女300名に「マッチングアプリを使っていて疲れたことはありますか?」とお聞きしました。その結果、実に97%もの方が「ある」と回答し、何かしらの疲れを経験しています。

具体的には、以下のような声が集まりました。

女性・20代
なかなか話が進まなかったり、盛り上がらなかったりすると疲れてきます。

女性・30代
友達の実体験を聞き、興味をもってダウンロードしました。
何人かとマッチング、アプリ上でやり取りを行いましたが、人を信用するのに時間がかかる自分の性格には合いませんでした。やり取りやアプリでの通知に疲れ、削除してしまいました。

男性・30代
同時進行で複数人とやりとりすると、かなり疲れます。
多くの人が、「メッセージの内容を考えるのが大変」「なかなか会うところまで進まない」「複数人と同時進行でやりとりすると疲れる」など、さまざまな原因でマッチングアプリに疲れた経験を持っていました。
マッチングアプリ疲れは、マッチングアプリを使い始めた方の多くが通る道です。しかしながら、アプリ疲れを乗り越えて理想のお相手に巡り会えている方も多くいらっしゃいます!
まずは疲れてしまった原因を突き止めて、気持ちよく使えるよう工夫していきましょう。
マッチングアプリに疲れた原因と対処法|男性編

まずは男性に向けて、マッチングアプリ疲れの原因と対処法を解説していきます。当てはまっているものがないか、一度振り返ってみてください。
- なかなかマッチングしない
- やりとりが盛り上がらずデートまでたどり着けない
- タイプではない人とのやりとりを無理に続けている
- 奢ってばかりで不満がたまってきた
なかなかマッチングしない

男性がマッチングアプリに疲れる原因の一つとして、まずはなかなかマッチングしないことが挙げられます。
エンスポーツが実施した調査では「マッチングアプリを使っていても全然マッチングしなくて困ったことはありますか?」という質問に対し、21%の方が「困ったことがある」と回答。さらに言えば、「ある」と回答したのは男性がほとんどでした。

マッチングしないままだと、アプリをやっている意味が分からなくなってくるのは誰しも同じです。
なかなかマッチングせず疲れている場合は「プロフィール写真・自己紹介文・いいねを送るお相手選び」を見直してみることをおすすめします。
下記の記事で解説していますから、参考にしてみて下さい。
やりとりが盛り上がらずデートまでたどり着けない

メッセージのやりとりがいまいち盛り上がらず、デートまでたどり着けずにいるのも疲れる原因です。
アンケート調査でも「なかなか実際に会うところまで行かなくて疲れた経験がある」と回答した方は25%という結果になっており「やり取りを重ねても会えない」と嘆く男性利用者がいらっしゃいました。

この場合、デートに誘うタイミングやメッセージ内容を振り返ってみると良いかもしれません。基本的には下記3点が、マッチングアプリで初デートに誘う際のセオリーです。
- マッチングしてから2週間〜1ヶ月程度で初デートに誘う
- 誘うときは、メッセージの話題から自然な流れで
- 時間帯は昼、2時間程度の初デートがベター
下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
タイプではない人とのやりとりを無理に続けている

タイプではない女性と無理にやりとりを続けるのも、疲れる原因となります。
「なんとなく合わないな」と思っても、真面目な人ほど「相手に悪いから、なかなかメッセージをやめられない」と思って無理にやり取りを続けるケースが見られます。
しかしマッチングアプリの目的は「良い出会いを見つけること」ですから、メッセージのやりとりを無理に続けるのは、お互いにとってあまりよくありません。
少しずつフェードアウトしたり、丁重にお伝えしたりすれば問題ありませんから、別のお相手とのやり取りを進めることも検討すると良いでしょう。
奢ってばかりで不満がたまっている

食事を奢ってばかりで、不満がたまって疲れてしまうというケースもあります。
「男性が奢らなければ」「奢らないと嫌われてしまうかも」という強迫観念めいた考えから、色々と疲れてしまう男性が多いのです。
なおエンスポーツマガジン編集部の行ったアンケートでは「マッチングアプリの初デートでの支払いは男性が多めに出すスタイルがいい」という回答がもっとも多かったという結果が出ています。

「男性が奢るべき」と考える女性はさほど多くありませんから「自然に少し多めに出す」くらいを基本として、お互い気持ちよく会えるよう工夫してみてはいかがでしょうか。
マッチングアプリに疲れた原因と対処法|女性編

次に、女性にありがちな「マッチングアプリ疲れの原因と対処法」をまとめていきます。
- いい人がいない
- たくさんの男性と同時進行している
- 婚活として力を入れすぎている
- タイプではない男性からのアプローチが多すぎる
いい人がいない

マッチングアプリで「なかなかいい人がいない」と感じてしまうのが、疲れる原因の一つ。なかなかいい人と出会えなくて困った経験があると回答した方は62%にも上り、また女性側に多い傾向にありました。

「全然いい人が見つからない」と思って疲れてしまう女性は、もしかすると男性に求める条件を多く設定しすぎているのかもしれません。
仮に条件にピッタリ当てはまる理想の男性がいたとしても、きっとその方は他の女性からの人気も高く、マッチングしづらいであろうことも考えられます。
「好みの人がいない」と感じる方は、お相手に求める条件を緩めてみましょう。男性を探すときは、例えばビジネスでもよく使われる「MUST条件」と「WANT条件」をそれぞれ3つほど決めておくのはいかがでしょうか。
お相手に求める条件について
- 「MUST条件」絶対に譲れない条件のこと
- 「WANT条件」できれば満たしてほしい条件のこと
男性に求める条件を絞って、再度お相手を探してみてください。
たくさんの男性と同時進行している

たくさんの男性と同時進行するのも、女性がマッチングアプリに疲れる原因の一つです。
マッチングアプリの利用者は、基本的に女性の方が少ない傾向にあります。よって女性には日々多くの「いいね」が届き、たくさんの男性とマッチングする機会があるため、同時進行することになってしまうのです。
今回の調査でも、同時進行に疲れた方は40%を超える結果になりました。

- 同時進行で連絡を取るのが大変だった。誰とどんな連絡をしたか覚えられないので返信に時間がかかり、返事を催促されることもしばしば。(20代女性)
- 何人かとマッチングした時に同時進行でやりとりしていたけど、だんだんとめんどくさくなってきた。結構まめじゃないと続かないと思う。(30代女性)
対処法として、まずはお相手の候補を5人程度までに絞るのがおすすめです。写真やプロフィールをじっくりと確認し「いいな」と思ったお相手だけとやりとりしましょう。
お相手候補を少人数に絞って検討したほうが、一人ひとりの男性を吟味できるのでミスマッチが少なくなるはずです。
婚活として力を入れすぎている

婚活として力を入れすぎている女性も、疲れやすい傾向があります。
もちろん積極的にアプリを利用するのは良いことですが、あまりに「結婚」に前のめりになっていると、お相手に「焦り」が伝わってやりとりが上手く行かなくなるケースが見受けられます。
それでも早く結婚相手を見つけたいという方は、例えば他にも結婚相談所などの婚活サービスと併用する、婚活パーティーなども利用するなど、アプリと並行して色々な手段を検討してみることをおすすめします。
視野を広く持つことで、周りまわって上手くいくこともありますよ。
タイプではない男性からのアプローチが多すぎる

タイプではない男性からのアプローチが多すぎて、疲れているというケースもあります。
「断りたいけれど、傷つけないためにはどう伝えればいいのかわからない」「断って気まずくなるのは避けたい」と悩んでいるだけで疲れてしまいますよね。
そういったときの対処法としては、無理をせずやんわりとお断りの連絡を入れましょう。
例えば、デートのお誘いをされた場合は「仕事が忙しいので、落ち着いてから連絡します」など、角の立たない理由をつけてお断りするのがおすすめ。無言でドタキャンをしたり、お相手の人格を否定するような発言は避けたほうがいいでしょう。
マッチングアプリに疲れたときの注意点

「マッチングアプリ疲れ」を起こしたとき、ふとやってしまいがちなNG行動があります。結果的に出会いから遠のいてしまう可能性がありますから、下記2つの行動はしないよう注意しましょう。
- プロフィールに愚痴や不満を書かない
- SNSで愚痴を言う
プロフィールに愚痴や不満を書かない

疲れたからといって、マッチングアプリのプロフィールに愚痴や不満を書くのはおすすめできません。これまで好印象を持ってやり取りをしてくれていた方からも、敬遠されてしまう恐れがあります。
プロフィールに書きがちな愚痴や不満
- 会う気がないのにいいねしないでください
- やりとりで返事しない人お断り
- 目的違う人はいいねしないで
など
上記のようなネガティブな文言は、残念ながら真剣に出会いを求めている人すら遠ざけてしまいます。
もし嫌な方がいた場合は無視やブロック、通報で対応して、プロフィールなどでは表現しないことをおすすめします。
SNSでマッチングアプリの愚痴を言わない

マッチングアプリについての愚痴を、SNSで言うのもおすすめできません。
例えばIDやニックネームを元に、やり取りをしているお相手にSNSアカウントを見られてしまう可能性も全くないとは言い切れません。つまり「好意を持たれていたのに、SNSでの愚痴を見られて幻滅される」ということも十分にあり得ます。
マッチングアプリについての愚痴は、あくまでクローズな場所で友人に聞いてもらう程度にするのがおすすめです。
マッチングアプリ疲れは、現代人の悩みである
マッチングアプリ疲れは、今や現代の若者が一度は悩むことだといっても良いかもしれません。
そんな風に疲れてしまった場合、根本的には、無理にアプリへと執着しないのも良いかもしれません。少し休んだり、他のアプリを使ってみたり、あるいは街コンなどの出会いの場にいってみたりと、別のことで気分転換してみて下さい。
疲れたからといってマッチングアプリのことは嫌いにならず、ぜひ素敵な出会いを見つけて下さいね。

記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部