
マッチングアプリの初デートでは、何より「会話」が大切です!
せっかくマッチングしたお相手と、たった1回のデートで終わってしまったなら、その原因のほとんどが「会話」にあります。
もちろん初デートは二人がお互いに印象を確認する場ですから、結果的に合わないこともあります。
しかし「緊張して喋れなかった」「何を喋れば良いかわからず空回ってしまった」といった表面的なことが原因で初デートの会話に失敗するのは、実にもったいないことですよね。
今回はそんな心配をなくせるよう、初デートの会話を盛り上げるコツをご紹介していきます。
目 次
マッチングアプリの初デートで会話を盛り上げる事前準備

マッチングアプリの初デートで会話を盛り上げるには、お相手のプロフィールを読み込んでおくなどの事前準備が大切です。
職場などで出会った「元々知っている相手」とは違い、マッチングアプリで知り合ったお相手とは完全に初対面です。
話題のとっかかりを作り、そして相手から興味を持ってもらえる工夫をしておかなければ、せっかくの機会を無駄にしてしまいかねません。
まずは初デートまでに行っておきたい「事前準備」を、具体的にご紹介します。
そもそも写真やプロフィールを盛りすぎない
初デートで会話が盛り上がらない原因の一つに「イメージと違いすぎて興味がなくなってしまった……」ということが挙げられます。
会話が盛り上がるには、お互いに興味を持つことが大前提です。プロフィールで嘘をついていたり、見た目が写真と全く違ったりすると、やはりそこで興味は失われてしまいます。
初デートの会話を盛り上げるためにも、プロフィールや写真はあくまで「等身大」な内容で設定しておくことをおすすめします。
会話のネタが自然に生まれる場所で会う
初デートの会話では、まずは「何を喋って良いのかわからない」をクリアしなければなりません。
よって基本的には、次から次へと自然に話すネタが生まれてくるような場所で会うことをおすすめします。
たとえばお互いに20代と若いなら、SNSやYouTubeなどで話題になっているカフェなどはおすすめです。話題になるということは、それだけ内装がおしゃれだったり、料理の盛り付けがかわいかったりと、色々と話すポイントがあるということ。
まずは自然と話題が生まれるデート場所を選ぶことが大切です。
プロフィールや過去のやり取りを再確認する
初デートの直前まで、お相手のプロフィールや、やり取りをしたメッセージを見返して復習しておきましょう。
会話を盛り上げるために邪魔になるのが「緊張」です。緊張とは、要するに「何を喋ればいいだろう」「どんな人が来るんだろう」と、どうなるのかわからない未来の不安から生まれるもの。
プロフィールで好きなものや趣味をあらためて確認しておけば、話題も沢山思いつくはずですから、ぜひあらためてプロフィールをチェックしておいてください。
最初の挨拶は笑顔で明るく
初デートの会話を盛り上げるために、意外と大切なのが「挨拶」です。
「笑顔で明るく」を意識して、もし声が裏返ってしまっても「緊張して裏返っちゃったw」と冗談にしてしまってください。かえって接しやすくなりますから、失敗を恐れることはありません。
心理学の分野では「初頭効果」と呼ばれる心理効果が確認されています。第一印象やその日最初に会ったときの印象が、その後の長期間の印象に影響を及ぼすというものです。
会話のしやすい雰囲気だと思ってもらえるよう「挨拶」は明るく行いましょう。
マッチングアプリの初デートで会話を盛り上げるコツ

二人が顔を合わせたあと、もちろん自然と会話ができるなら、それに越したことはありません。
しかし会話に苦手意識がある場合は、少し心理テクニックを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここでは会話を盛り上げるために役立つ5つのコツをご紹介します。
初デートで会話を盛り上げるコツ
- 「フォローアップクエスチョン」で会話を広げる
- 「ネームコーリング効果」で適度に名前を呼ぶ
- 「ミラーリング効果」で親近感を演出する
- 「相づち・うなづき」で共感をあらわす
- 「擬似性の法則」で共通の話題を見つける
「フォローアップクエスチョン」で会話を広げる

相手が話したことを拾い、質問をなげかけていく会話術を『フォローアップクエスチョン』と言います。
会話の繋がりから質問されることが多ければ、お相手も「興味をもってくれているんだな」と感じますし、自然と会話も盛り上がりやすくなります。
フォローアップエクステンションの例
- 「テニスはずっとやっていて、最近もたまに友人と行きます」
- 「いいですね。いつから続けられてるんですか?」
お相手との共通点が見つからないときにも有効です。
ただし質問攻めにするのではなく、自分のことも適度に話しながら聞いていきましょう。
「ネームコーリング効果」で適度に名前を呼ぶ

「自分を名前で呼んでくれた相手へと親近感を感じやすい」とされる心理効果があり、これを「ネームコーリング効果」と呼びます。
よって適度に名前を呼びながら話してみると、自然と雰囲気が良くなる可能性があります。
ネームコーリングの例
- 「あの映画、興味ある友達いなかったから一人で見に行きましたよ」
- 「まゆさん一人行動も大丈夫な感じなんですね。意外!」
無理やり入れると不自然になってしまいますが、お相手のパーソナルな性格や趣味などについて話すときに名前を入れ込むのは、自然と会話の雰囲気が良くなるテクニックの一つです。
ビジネスの商談などでも、よく使われるテクニックですね。
「ミラーリング効果」で親近感を演出する

自分と似た行動をする人に好感を持つ心理効果を「ミラーリング効果」と呼びます。
ただしわざとらしく真似をすると逆効果になる可能性もありますから、あくまで「自然に」行うことが大切です。
ミラーリング効果のやり方
- 同じタイミングでコーヒーを飲む
- 相手が頭をかいたときに、こちらもさりげなく頭をかく
- 足を組み替えたときに、こちらも足を組み替える
特に飲み物を飲むタイミングは、会話の区切りにもなって合わせやすいポイントです。
できる範囲で、ミラーリング効果も試してみてください。
「相づち・うなづき」で親近感を持ってもらう

お相手の言葉に対してうなずいたり、相づちをうったりすることを「言語調整動作」と呼びます。この「言語調整動作」をおこなってくれる相手には「共感」や「親近感」を持ちやすいことがわかっています。
恋愛コンサルタントの菊乃さんも「モテる女性の特徴」の一つに「リアクションの大きさ」を挙げていました。
男女問わず、自分の話へと大きくリアクションしてくれる相手には、良い感情を抱くものです。
これは簡単にできますから、まずは相手の話に興味をもって「うんうん」と聞くことをおすすめします。
「擬似性の法則」で距離をグッと縮める

「自分と共通点の多い相手へと親近感が湧く」という心理効果を「類似性の法則」と呼びます。
お相手のプロフィールや話題の中で「それ自分も!」と思ったことがあれば、積極的に「同じです」と伝えましょう。全く同じことではなくとも、少しでも掠めていれば話題として成り立ちます。
疑似性の法則の活かし方
- 「実は兵庫県に住んでいたことがあるんです」
- 「ほんとですか!自分も出張で行ったことがあって、良い街だなと思いました」
「実はこうなんです」と伝えたことに対して「同じです」と言ってくれた相手には、誰しも少なからず好感を抱きます。
嘘はいけませんが、見つけられる範囲で共通点を探して会話を楽しんでみて下さい。
マッチングアプリの初デートで避けるべき会話ネタ6選

初デートの会話ネタ自体は、二人のプロフィールや共通点から無限に生まれてきます。
しかし嫌う人が多い「避けるべき話題」はありますから、それだけは触れないようにしておきましょう。
マッチングアプリの初デートでは避けるべき「地雷」な話題をご紹介していきます。
1. 自分の武勇伝や自慢話

特に男性に多く、女性から嫌がられやすい話題が「自慢話」です。
ビジネスの成功体験、友人内での立場の強さ、昔のヤンチャ経験などは、正直なところ自分にしか需要がない話題です。
例えば「実は先輩にこんなすごい人がいて」「友達に野球選手がいてさ」なんて言われても、お相手はどう反応すれば良いのかわかりません。
あくまで二人のこれからに繋がる話題を楽しみましょう。
2. わかる人にしか楽しめない話題

わかる人しか楽しめないような話題は、二人共通の趣味でない限りは避けましょう。聞かれても話されても、困ることしかできません。
わかりやすいのが「車」の話題です。例えば「今BMW通ったね。いいなぁ。車は何が好き?」なんて聞かれても、車に興味がない人からすれば反応に困ります。
あるいは女性が男性へと「昨日ネイルしてきたんだ」と話しても、「かわいいね」と相づちを打つことしかできません。
どんな話題をふられようとも、上手に会話をつなげられる人もいらっしゃいます。しかし全員ではありませんから、基本的には、わかる人にしか興味がない話題は避けておくと良いでしょう。
3. プライベートに踏み込みすぎる話

あくまで「初デート」では、プライベートに深く踏み込むような話題は避けておきましょう。
婚活ではその限りでない場合もありますが、マッチングアプリで初デートをする目的は、二人の相性が合うか確かめることです。
そこでは下記のようなプライベートに踏み込みすぎる話題は必要ありません。
避けるべき話題の例
- 家族の職業
- 子供が欲しいか
- 親との同居は可能か
- 年収はいくらか
人によっては「いきなりそんなことを聞くなんて、失礼な人だな」と印象を悪くしてしまう可能性もあります。
初回デートは会話や雰囲気の相性を確かめる場だと考えて、プライベートの深い部分はおいおい確認していくことをおすすめします。
4. 愚痴や悪口

基本的にいつでも避けたいことですが、特に初デートでは「愚痴や悪口」は避けましょう。
マッチングアプリの初デートでは、あくまでお互いのことがわかる話をするべきで、傷の舐め合いをする場ではありません。
知らずしらず出してしまいがちなのが、下記のような話題です。
避けるべき話題の例
- 仕事であった嫌なことの愚痴
- マッチングアプリで他にあった人の愚痴や悪口
- 恋愛に関する親からのプレッシャーの愚痴
- 最近結婚する友人が多いなどの愚痴
もちろん、話しているお相手を否定するようなことはもってのほかです。
基本的にネガティブな話題は封印しておきましょう。
5. 不幸を感じさせる話

同情を誘うような不幸話は、初デートでするべき話題ではありません。
元恋人の話や学生時代の失敗など、話題がないときにふと喋ってしまう話題ではありますが、相手が聞いていて気持ちの良い話題を選びたいところです。
避けるべき話題の例
- 「以前の恋人が最悪だった・こんなふうにフラれた」という話題
- 「学生時代から全然友達がいない」という自虐の話題
- 「将来が不安だよね」というお金や生活が絡む話題
自分の魅力を無為に下げてしまうばかりか、お相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性もあります。
あくまで、今の二人のこれからの話をしていきましょう。
6. ビジネスや投資に関する話

普段から意識高くビジネスに取り組んでいる方ほど、一般的な方の温度感がわからずビジネスや投資の話題を出してしまうことがあります。
それはどれだけ善かれと思っていたとしても、不信感を抱かれることの多い話題です。マッチングアプリの初デートでは絶対に避けておきましょう。
そして多くのアプリでは「ビジネス勧誘」などを禁止しています。ご自身にその気がなかったとしても、伝わり方によってはアプリ運営へと通報されてしまうことも考えられますから、副業や投資などのビジネスの話題は厳禁です。
そのような話題は、二人の財布が一緒になってから、じっくりと話し合って下さい。
マッチングアプリの初デートでは、相手に興味を持って会話することが大切
マッチングアプリで出会った二人の初デートは、完全なる初対面の場になります。まずは相手に興味を持って、今の二人の人となりや好きなことを話題にする意識で臨みましょう。
緊張をするのが悪いことではありませんが、緊張のせいで失敗してしまわないよう、準備も入念におこなっておきたいところです。
ぜひ楽しく会話をして、良い恋愛をしていって下さい。

記事を書いた人
ENSPORTS magazine編集部