「好きだけど、恋人というより友達みたい…」そう感じていませんか?
友達みたいな関係は、気楽で居心地が良い反面、「このままでいいのかな?」と不安になる日もあるはずです。
ここでは、そんな「友達みたいなカップル」の特徴やメリット・デメリットを解説します。
ふたりの関係をもっと良くするためのヒントまで伝えるので、ぜひ最後まで目をとおしてください。

友達みたいに見えるのはなぜ?特徴をチェック

恋人なのに、どこか友達みたいに感じられるのはなぜでしょうか?
ここでは、友達みたいなカップルに見られる4つの特徴を紹介します。
友達みたいに見えるのはなぜ?特徴をチェック
- 付き合ってからの期間が長い
- 共通の趣味で盛り上がっている
- お互いの家族と仲が良い
- 人として信頼している
付き合ってからの期間が長い
ひとつ目に、付き合ってからの期間が長いという特徴があります。
付き合い始めは、お互いに緊張したり、相手によく見せようと頑張ったりしたはずです。
しかし、付き合う期間が長くなると、お互いに見栄を張る必要がなくなり、ありのままの自分でいられるようになります。
結果として、恋人というより、何でも話せる「親友」のような関係へと変化していくのです。
共通の趣味で盛り上がっている
ふたつ目の特徴には、共通の趣味で盛り上がれる点が挙げられます。
共通の趣味があれば、デートプランで悩む必要がありません。
「今度はあそこに行こう」と自然と会話が弾み、楽しみを共有できるからです。別の話のネタを探す必要もないでしょう。
一緒にゲームをしたり料理をしたりと、趣味を楽しむだけで自然とふたりの距離感も縮まるはずです。
気負わず楽しく過ごせるからこそ、恋人ではなく、友達のような気楽さが前面に出てくることがあります。
お互いの家族と仲が良い
お互いの家族と仲が良いのも、友達みたいなカップルの特徴です。
恋人同士の関係は、通常ふたりだけのものです。
しかし、家族ぐるみの仲になると、ふたりだけの世界に閉じこもらなくなります。
周りからおせっかいを焼かれたり、からかわれたりするうちに、お互いに自分を飾る必要もなくなっていきます。
ありのままの自分を無理なく出せるため、結果的に友達・家族のような関係に落ち着くのです。
人として信頼している
友達みたいなカップルは、お互いを人として信頼している点も特徴です。
異性としてだけではなく「ひとりの人間として尊敬できる」と感じているのです。
たとえば、以下のような例が挙げられます。
- 仕事の頑張りを素直に応援する
- 困ったときはお互いに支える
- お互いの考えや価値観から新しい物事の見方を学べる
恋愛感情を超えた深い信頼関係があるからこそ、お互いの意見を尊重し対等な立場でいられるのです。
恋人という枠を超えて「人」として信頼していることが、友達のような対等で安定した関係を築く基盤になっています。
友達みたいなカップルのメリット

「友達みたいな関係」とだけ聞くと、少し物足りなく感じるかもしれません。
しかし、友達みたいだからこそのメリットもあります。ここでは、特に大切な3つのメリットをお伝えします。
友達みたいなカップルのメリット
- 自然体で過ごせる
- ケンカをすることが少ない
- 楽しい時間を過ごせる
自然体で過ごせる
友達みたいなカップルは、お互いに自然体で過ごせるメリットがあります。
お互いに見栄を張ったり、無理をしたりする必要がないからですね。
たとえば、すっぴんで会ったり、だらしない格好をしたりしても気にしません。疲れたときは無理に話さず、黙って寄り添いあえるでしょう。
相手が自分をありのまま受け入れてくれる安心感があるため、無理なく自然体でいられるのです。
自然体で過ごせる関係は、精神的なストレスを軽減し、ふたりの関係を長く安定させられるメリットもあります。
ケンカをすることが少ない
友達みたいなカップルは、ケンカが少ない点もメリットです。
一般的なカップルは、恋愛感情による嫉妬や独占欲から、ケンカが起きることも少なくありません。
しかし、友達のような信頼関係で結ばれたカップルは、感情に任せて相手を責めることが少なくなります。
たとえば、連絡が遅れたり異性と話したりしても、すぐに疑うのではなく、きちんと背景や理由を理解しようとするのです。
お互いを信じ、穏やかな関係を築いているからこそのメリットです。
楽しい時間を過ごせる
共通の趣味や関心事が多いので、一緒に楽しい時間を過ごせます。
特に多趣味なふたりであれば、常に新しいことに挑戦できるため「マンネリ」も遠ざけられるでしょう。
共通の目標に向かって協力し合い、お互いの好きなものを教え合えば、ふたりの世界はどんどん広がっていくはずです。
友達みたいなカップルだからこそ、ふたりの関係を活気あるものに保ち続けられるのです。
友達みたいなカップルのデメリット

友達みたいなカップルは、良いことばかりのように思えます。
しかし、良い関係を長く維持するには、悪い面も知っておかなければなりません。ここでは、友達みたいなカップルのデメリットを紹介します。
友達みたいなカップルのデメリット
- ドキドキする機会が少ない
- 体の関係が少なくなりがち
- 結婚が遅くなる恐れも
ドキドキする機会が少ない
一番に挙げられるデメリットが、ドキドキする機会が少ない点です。
お互いの存在が「当たり前」になり、新鮮な驚きや刺激が薄れてしまうためドキドキしにくくなるのです。
付き合い始めは、手をつなぐだけでドキドキしたり、次のデートが待ち遠しかったりしたはずです。しかし、友達みたいな関係になると、恋愛特有の「非日常感」が減ります。
ドキドキが少ないのは、関係が安定している証拠です。一方で、恋愛感情の薄れにつながる恐れがあると知っておきましょう。
体の関係が少なくなりがち
恋愛感情よりも信頼や友情が前面に出てくるため、肉体的なスキンシップが減りがちです。
原因は、友達みたいな関係がお互いの特別感を薄れさせるからです。たとえば、以下のような例が挙げられます。
- 一緒のベッドに寝ても隣にいるだけで満足してしまう
- 異性として意識するのが照れくさい
- いまさらロマンチックな雰囲気を出すのが恥ずかしい
一方的に自分の気持ちを優先してしまう状況が続くなら要注意です。
最終的に相手が「ないがしろにされた」と感じ、知らぬうちに傷つける可能性があります。
結婚が遅くなる恐れも
デメリットとして、結婚が遅くなる可能性も挙げられます。
「今のままでも十分幸せだ」と感じ、結婚を積極的に考えない傾向があるのです。
たとえば、以下のような話に心当たりはないでしょうか?
- 以前は結婚したかったはずなのに意欲がわかない
- 結婚に向けた具体的な話し合いや手続きを億劫に感じてしまう
- 特に今のままでも困らないと考えてしまう
居心地の良さは大きなメリットですが、状況によってはふたりの関係が進展しない可能性もあります。
友達みたいなカップルが長続きするコツは?

「友達みたいな関係」は、上手に付き合えば長続きする最高の関係です。
ここでは、ふたりの関係をより長く、幸せなものにする3つのコツを紹介します。
友達みたいなカップルが長続きするコツは?
- 愛情表現を言葉・行動に出す
- 適度な距離感を持つ
- 記念日を大切にするのも効果的
愛情表現を言葉・行動に出す
愛情表現は積極的に言葉・行動に出しましょう。
言葉や行動に出すと、相手を「かけがえのない恋人」だと再認識しやすくなるからです。
普段は友達のように接していても、たまには「好きだよ」「いつもありがとう」とストレートに言葉で伝えてあげるのです。
嬉しそうな顔や照れた顔を見られれば、それだけでお互いに愛情を再確認できます。
定期的な愛情表現によって、ふたりの関係から恋人の要素が失われるのを防ぎましょう。
適度な距離感を持つ
適度な距離感を意識し、お互いに依存しすぎないようにしましょう。
ただでさえ、友達みたいなカップルは、恋人らしいドキドキ感より安心感を覚えやすい関係です。
近すぎる距離感では、お互いに新鮮味がなくなり、恋人としてのマンネリ化を招きやすくなります。
離れている間に「やっぱり恋人に会いたいな」という気持ちが自然と湧き上がるため、再会したときの喜びも大きくなります。
適度な距離感は、お互いの自立を促し、関係に新しい風を吹き込む効果があるのです。
記念日を大切にするのも効果的
いまさらなどと言わず、記念日を大切にするのも効果的です。
記念日は、ふたりの関係を振り返り、改めて愛情を確かめ合う大切な機会になります。おすすめの記念日は以下のとおりです。
- お互いの誕生日
- 初めてデートした日
- 付き合い始めた日
- クリスマスやバレンタインなどイベント日
ふたりの歴史を象徴する日であれば、特別な日でなくてもかまいません。
記念日を祝い、日常に埋もれがちな「特別な感情」を再認識し、新鮮な関係を保っていきましょう。
長続きの秘訣は「親友」と「恋人」のバランス
友達みたいなカップルは、安心感や居心地の良さがある最高の関係です。
しかし、その一方でドキドキが不足し、恋人としての関係性が薄れてしまうリスクも抱えています。
この不安を解消する方法は、ふたりの関係に意図的にドキドキできる「非日常」を取り入れることです。
ちょっとした非日常の演出で、ふたりの関係を常に新鮮なものに上書きしていきましょう。